2008年02月17日

癌化しにくいiPS細胞を肝臓や胃から作ることに成功する。

京大、新型万能細胞がん化しにくく――マウスの胃・肝臓から作製

 京都大学の山中伸弥教授らは、あらゆる細胞や組織に成長できる新型万能細胞(iPS細胞)をマウスの肝臓や胃の細胞から作ることに成功した。皮膚の細胞をもとに作ったiPS細胞よりもがん化しにくいことが分かった。研究成果をヒトのiPS細胞作りに応用して、より安全なタイプを作製できれば、損傷した臓器や神経などを回復させる再生医療の臨床応用に近づく。

 iPS細胞を皮膚以外の細胞から作れることを示したのは初めて。米科学誌サイエンス(電子版)に15日掲載される。



 どこからでもiPS細胞が作り出せるようになった上に、皮膚から作る従来のiPS細胞よりも癌化の可能性が低い。

 発見されてからまだ1年も経っていないというのに加速度的に進歩をみせるiPS細胞と山中教授。半年後、1年後にはどのような医学的進歩がみえるのか、楽しみで仕方ありません。

関連
医学処:iPS細胞を用いて、脊髄損傷の症状が改善する。
医学処:iPS細胞を、がん遺伝子やウイルスなしで作成する
医学処:iPS細胞の京大と細胞シートの阪大が共同研究を行う!
広告
posted by さじ at 20:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 移植
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック