東京女子医大病院(東京都新宿区)は7日、緊急時を除いて02年3月から自粛してきた心臓移植手術を再開すると発表した。同病院は、心臓手術での事故などを理由に「特定機能病院」の承認を取り消され、心臓移植も自粛していた。同手術を実施できる施設は同病院を含め国内に6カ所で、関東では東京大病院1施設の状態が続いていた。
移植手術の水準を審査、認定する「心臓移植関連学会協議会」が7日、再開を了承した。
東京女子医大病院では01年に手術で女児が死亡後、カルテ改ざんも発覚。厚労省は02年、診療報酬上の優遇措置がある特定機能病院の承認を取り消したが、安全管理体制が強化されたとして昨年9月に再承認している。
ようやく。
大学病院がカルテ改ざんをしていたら、まるで示しがつきません。医師として絶対にやってはいけないことの1つだと思います。医療過誤やミスがあったら、届け出て、大学全体、そして医療界全体で防止策を講じ、普及させていかなければなりません。
そういった意味で女子医大は認定取り消し、心臓移植自粛など当たり前のことでした。とはいってもずっと取り消していても何の意味もないので、今後の対策ができたのでしたら、どんどんやっていくべきだと思います。罪を認めて前に進んでいくことが、組織には大きなプラスになりますからね。
関連
医学処:東京女子医大病院で死亡事故を改ざんした医者の保険医登録抹消
医学処:東京女子医大の「特定機能病院」が5年ぶりに再承認される。