2008年02月10日

「受診マナー」の向上を県民運動として行う広島県。

勤務医負担減へ県民運動 広島県

 広島県は深刻な医師不足を受け、県民が夜間や休日などに安易な受診を控え勤務医の負担軽減を目指す初の県民運動を展開する方針を固めた。県医師会、経済団体などの協力を得て「ひろしま健康づくり県民会議」(仮称)を二〇〇八年度上半期にも発足。メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)予防対策、食育推進の各テーマも併せ、啓発や情報発信に努める。

 受診マナーの向上は、運動テーマの一つ「医療資源の効果的な活用の推進」の一環。休日や夜間診療を軽い気持ちで利用する「コンビニ受診」、同じ病気で複数の病院をはしごする「重複受診」などによる医療機関の負担増の実態を強調し、子どもの急な発熱やけがに対応する電話相談や、身近なかかりつけ医の活用などを奨励する。

 さらに、医師不足により、病院間の連携強化や診療科の見直し、医師の重点配置などに迫られるとの将来予測を踏まえ、医療機関の集約、重点化への県民理解を深める活動にも力を入れる方針でいる。

 広島県は厚生労働省の隔年調査で、医師総数と、医療施設で働く医師数(人口十万人当たり。開業医を含む)が〇六年にそれぞれ三十年ぶりに減少。広島大など四団体と連名で一日発表した緊急アピールでも、勤務医が敬遠される要因に医療機関の厳しい就労環境があるとの見方を示しており、受診マナー向上が必要と判断した

 広島県の藤田雄山知事、県医師会の碓井静照会長、広島大の浅原利正学長、県市長会長の吉岡広小路三次市長、県町村会長の佐々木清蔵安芸太田町長の5人が「みんなで守ろう広島県の医療」と題して連名で発表した。「各地で必要な医師を確保できず、地域医療に大きな影響が生じ始めた」と危機感を示し、地域の医療態勢を確保するための施策に理解と協力を訴えている。



 広島県Good Jobすぎます。

 医師全体が、医師であるがゆえに言えなかったことを、県全体が主張してくれているようなものです。

 医師は患者のために尽くそうとしていますが、それに反して、理不尽な要求をつきつけられたり、自己中心的になってしまう患者が、問題でした。そりゃ病気で具合が悪い、または具合の悪い子供を連れている人が、まともな精神状態ではないことは承知です。承知であるがゆえに何も言えず、申し訳ないですとしか言えなかったのが現状なのです。

 本来、医師患者関係を正しく成り立たせるためには、医師が患者を想い、患者も医師に適切に接することが必要となってきます。「受診マナー」、凄い革新的な言葉だと思います。今年の流行語にしたいぐらいですね。今の医療は本当に崩壊寸前なんだ、ということを認識していただきたいです。

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posted by さじ at 03:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 救急
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