2008年02月09日

酒を飲んで眠り込むのは「睡眠」ではなく「意識消失」

「寝酒」ご用心 睡眠障害の原因に

 厳しい冷え込みの続く中、布団に入る前にちょっと1杯…。毎日の締めくくりに、「寝酒」をたしなむ人は多いだろう。しかし、眠る前にアルコールをとると深い眠りにつけないばかりか、さまざまな睡眠障害の原因にもなりうるという。「寝酒の習慣化にはくれぐれもご注意を」と専門家は呼びかけている。

 「酒を飲んで眠り込んでいるのは、睡眠ではなく、“意識を失っている”状態」とその危険性を訴えるのは東京医科大学教授で代々木睡眠クリニックの井上雄一院長。

 井上院長によると、アルコールによる睡眠は、正常な睡眠とは異なり、浅いノンレム睡眠の状態が長時間続くため、「脳も体も十分には休まらない」。夜中に何度も目を覚ます中途覚醒や、早朝覚醒の原因にもなるという。

 アルコール依存症になる危険性もはらんでいる。「不眠対策で寝酒を始めた人の方が、ストレス発散で酒を飲む人より依存症になる割合が高い」と井上院長。体がアルコールに慣れてきて、少量の飲酒では眠れなくなり、徐々に飲酒量が増えてしまうためだ。ひとたび大量の寝酒習慣がつくと、いざやめても、一時的に強い不眠症に陥ったり、動悸や震えなどの症状が起きることもある。

 アルコールには生体リズムの周期を遅らせる作用があるため、だんだん夜更かしになり、しまいには朝起きられずに出勤できなくなる例も。脳・脊髄の神経障害を引き起こして、睡眠中にむずむずしてじっとしていられなくなる「むずむず脚症候群」、夢遊病などの睡眠中の異常行動を悪化させる場合もある。

 中でも、「自殺行為」と戒めるのが睡眠薬との併用だ。いわゆる睡眠時無呼吸症候群を悪化させ、長時間呼吸が止まることもあるという。



 結構いますよね、眠れないからお酒を飲む人って。ベロンベロンになれば寝ることはできますけど、そこまでいかない程度に飲んだ場合って、結構寝れなくなりません?私はまさにそういうタイプで、眠かったのに寝れなくなったり、寝ても2時間ほどで目が覚めてしまったりします。

 寝れなかったら、病院に行きましょう。不眠の原因さえ分かれば深い眠りを獲得することも可能です。睡眠薬が「効かない」と思っても、定期的に飲み続けることが大切です。もし効かなくてもお酒と一緒に飲んだりせず、医者にちゃんと症状を言ってみて下さい。お酒と一緒に飲んでもなんの解決にもなりませんから。

 眠れないって、ホント辛いというのは分かります。だからこそ、医師と二人三脚で自分に合った薬をみつけていくことが、大切なのです。

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posted by さじ at 00:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生理
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