2008年01月27日

統合失調症の新薬「ロナセン」を承認へ

統合失調症の新薬、認可 大日本住友製薬

 大日本住友製薬は25日、厚生労働省から統合失調症治療薬「ロナセン」(一般名、ブロナンセリン)の製造販売の承認を得た、と発表した。4月から発売する予定。

 初期症状である幻覚・妄想や意欲低下などを軽減する体重が増える副作用が少ないのが特徴という。統合失調症治療薬の市場は近年拡大傾向で、大塚製薬やイーライリリーなど国内外メーカーが相次ぎ新薬を発売。00年に約500億円だった国内市場は現在、1000億円を超えている。



 100人に1人がかかるといわれている統合失調症。昔はどうしようもなかった病気ですが、今は抗精神病薬の開発によって治療可能となりました。

 脳のドパミン受容体や5HT2受容体を阻害することで、統合失調症の陽性症状(幻覚など)をなくしたりすることが可能となりましたが、副作用も多いものでした。副作用は個人差もありますし、どの薬が良いかは医師の判断となるわけですが、その選択肢が広がることは患者さんのためにもなることです。

関連
医学処:統合失調症治療薬リスパダールの副作用で昏睡状態へ
医学処:精神疾患患者向け雑誌「メンタルヘルスマガジン こころの元気+」
医学処:精神分裂病が統合失調症へ変わったように英語の名称も変更


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posted by さじ at 06:05 | Comment(1) | TrackBack(0) | 精神
この記事へのコメント
長期間投薬が必然性の期間中、都合良い事ばかりでなので選択肢が沢山必要です少ないと良い治療経路及び結果に繋がりませんし それは患者さんが楽に暮らせる事ですし
Posted by みか at 2010年02月26日 13:35
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