昨年1年間のエイズウイルス(HIV)感染者による献血件数が、日本赤十字社の調査開始以来初めて、100件を突破した。
検査目的で献血する感染者が増加したためとみられる。日赤は検査結果を原則として本人に通知しないことを周知徹底する。集計結果(速報値)は、23日開かれた厚生労働省の委員会で報告された。
それによると、昨年1年間の献血件数は493万9548件で、このうち陽性と判明したのは計102件。全体に占める割合も、10万件あたり2・065件と、1986年の調査開始以来最多を記録した。
無知な人による「犯罪」ですね、これは。
献血によって、本人が知りえるのはB型肝炎やHTLV1などの感染症だけです。HTLVをHIVと混同しているのでしょうか?いくら献血してもHIVかどうかは分かりません。勿論献血機関ではHIVを検査しますが、それを本人には通知しません。
「タダ」で「匿名」で「確実」に行えるHIV検査が全国にあるというのに、何故そちらを利用しないんでしょうか?おバカちゃんにも程があります。
関連
医学処:献血に行こう!Part2 献血に関する知識を身につけよう。
医学処:献血に行こう!Part4 献血後に届く血液検査結果について
ボランティア精神のかけらもない彼らがなんでそうするのか聞いた
ところ「決まってるじゃん!性病検査だよ。病院で調べたら金が
掛かるし、かっこ悪い」とのこと。
そのころは日本国内ではエイズは全く広がっていなかったのですが
現在は違いますよね。
ちょっと前まではエイズ感染を知るのがが怖くて献血が減ってるとか
聞いてましたがやっと若者も事態の重大さを認識するようになったのですかね?
私は献血を年に2〜3回しています。
もちろんHIV検査が目的ではないです。
しかし、万が一自分がHIVに感染していたとしても、告知がない限り私は献血をし続けると思います。
自分がHIVと気付かずに、献血をし続けるのもいかがなものかと思います。
献血経験が10回以上あり、ある日の献血を境にHIV感染が判明した場合は、通知してくれても良いような気がします。
それとも献血する善意を持っている人は、HIV検査を受けるべきでしょうか・・。
怖いですな・・・。
エイズが身近になってきた分、自分がHIVかどうか知りたいという若者は増えてきたように思います。しかし献血について正しい知識は持ち合わせていなかったようで、極めて残念な話です。
>>kazepanさん
難しいところですねー。確かにHIV陽性で、気付いていなくて、善意で献血をしている人がいたら、その血液全てが廃棄されてしまうわけですからね。献血事業のサービスの一環として、献血年数3年以上の人がHIVだった場合、希望があれば送付するという内容のサービスを行ってもいいかもしれません。これですと検査目的のためにも3年もかかるわけですから、そういう輩はエイズ検査のほうに行くでしょうし。
個人的なアレで申し訳ないのですが、善意で献血をする人の中にはHIVにかかっている人って限りなく少ないと思います。検査目的で来ている人の中でもごく少数だと思うんで。エイズは、誰にでもかかる可能性がある病気ですが、エイズかもしれないと感じる行為をしてしまったとか、体調不良などの初期症状が出たとか、そういったことから自覚するものですから。(勿論初期症状が出ない人もいますから、だからこそ心配だったらエイズ検査を受けて下さい、という話でもあるんですけども)