2008年01月27日

ボツリヌス療法の副作用の「誤嚥」に注意

ボツリヌス毒注射の副作用で16人が死亡

 美容整形にも使われるボツリヌス菌毒素の注射による副作用で、9年間に16人が死亡したと、米消費者団体「パブリック・シチズン」が24日、発表した。

 ボツリヌス毒は、神経を一時的にまひさせ、筋肉を弛緩させる。筋肉が異常に緊張する病気などの治療のほか、眉間のしわを取る美容整形にも使われる。

 同団体は、製薬会社から米食品医薬品局(FDA)への自発的な副作用報告を分析。まひの影響で飲食物が誤って気管へ入り、肺炎を起こすといった例が、1997年11月〜2006年12月に米国内で180件あり、16人が死亡していた。死者のうち4人は少年だった。副作用は病気治療で多いが、しわ取りでも少なくとも1人が死んでいた。



 ボツリヌス毒素は人類にとっては猛毒ですが、少量で使えば神経を麻痺させることで大きな恩恵を得られます。神経の終末に働いて筋弛緩を起こすことを利用して、眼瞼けいれんや痙性斜頚などの、勝手に筋肉が収縮してしまう病気に有用であると考えられ、神経内科領域で用いられます。美容形成ではボトックス療法として知られていると思われます。

 副作用としては、神経ブロックによる気息性嗄声と誤嚥(2週間以内に消失)がありますが、この「誤嚥」によって肺炎や窒息が起こってしまったというのが今回のニュース。日本では、ボツリヌス療法を行うにあたっては規定の実技講習セミナーを受けなければならず、その講習をクリアーした医師が用いれば問題はないと思うのですが・・・

関連
医学処:無免許韓国人が出張整形と称しボトックス療法を行う
医学処:イモ貝の毒素で、重度の神経痛を和らげることができる


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posted by さじ at 02:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 脳神
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