滋賀県米原市の発達障害児を持つ親の会「でこぼこフレンズ」(吉川友子代表)はこのほど、自閉症に対する理解を求めるシンボルマークを独自に考案した。青色のハート2つが寄り添う図柄で、マークを印刷したバッジやポスターを作製、広がりを期待している。
同会は「こども療育センターひまわり教室」(同市宇賀野)の通園、卒園児の保護者らでつくった。自閉症は見た目に障害と分かりづらく、外出先で場にそぐわない行動をとったり、パニック状態になってしまった時に、「『わがまま』『親のしつけがなっていない』と見られることが多い」(吉川代表)という。
このため、子どもが自閉症であることを周囲の人に知らせるため、シンボルマーク入りのバッジを着用させることにした。
寄り添うハートは、健常者も障害者も互いを思いやり、理解し合えることを願った。バッジ200個(1個350円)は希望者に販売。パンフレット4200部とポスター200部は地元の公共施設や交通機関で配布、掲示している。
見た目で分かる障害と違って、ちょっと人と違った行動をとること以外は、外見上も普通だと、逆に差別や無理解に苦しむのでしょう。
難しい問題ですよねぇ。バッジをつければ認知はされるでしょうけれど、日本において、それ以上を求めるのは難しい気がします。まだまだ自閉症という疾患に対する知識が広がっていないのが現状です。