遺伝子を変異させたジフテリア菌から出るたんぱく質が卵巣がんの増殖を抑える働きがあることを大阪大微生物病研究所と福岡大医学部の研究チームが動物実験で突き止め、新薬としての安全性を確かめる臨床試験(治験)を開始したことが25日、分かった。
大阪大微生物病研究所の目加田英輔教授(細胞生物学)によると、ジフテリア菌の変異株の一種が分泌するたんぱく質「CRM197」が卵巣がんの増殖にかかわっているたんぱく質の働きを阻害することが分かった。動物実験ではがん細胞が減少するなどの効果があった。
菌とのお付き合いの仕方をうまく描いた漫画「もやしもん」が大人気ですが、今回も菌の恩恵に関連したニュースです。
といってもこれは遺伝子を変異させているので、従来のジフテリアとは関係ないと思いますが。本来のジフテリアは、日本では三種混合ワクチンを摂取しているために流行はありません。
参考:ジフテリア
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