米カリフォルニア州にすむリスが、脱皮後に残されたヘビの皮を細かくかみ砕いては自分の体につけて体臭を天敵のヘビに「擬装」し、襲撃を受けにくくして身を守っていることがわかった。体の見かけを他の生き物などに似せる「擬態」はよく知られているが、「擬臭」の例は珍しい。
カリフォルニア大デービス校の大学院生バーバラ・クラカスさんらが見つけ、動物行動学の専門誌に発表した。
クラカスさんによると、ジリスと呼ばれるリスの仲間などが、ガラガラヘビの皮をかんでから自分の毛皮をなめ、においをつけていることが観察された。
自分のにおいを消し、「他のヘビがいる」とヘビに誤解させるための行動らしい。より狙われやすいメスの大人や子どもは、オスの大人に比べ、この行動が頻繁に見られるという。
エイリアンというかアリの化け物から逃れるためにアリの臓器からとったフェロモンを身体にぬりつける映画、ありましたね。タイトル忘れましたけど。
言語があるわけでも「危険だから注意せよ」という看板があるわけでもないのに、分かってるんですねえ、本能って凄いですよね、改めて思いますが。