県内では、肥満傾向の子どもの割合が、全国的にみて非常に高いことが、県統計分析課が発表した今年度の「学校保健統計調査速報」県内分データで判明した。調査から、体重や身長は全国1位となるケースも多く、県内の子どもたちは立派な体格と言えるものの、肥満がうかがえたことから、生活習慣病の予防対策については、若年層から必要となりそうだ。
県内分データは、今年4〜6月、5〜17歳対象の健康診断の結果から無作為抽出した、幼稚園と小中学、高校計158校(園)計1万3338人分を集計した。
この結果、年齢別の平均体重は、男女とも全年齢で全国平均を上回り、全国1位となったのは、男子が6〜10、12、17歳で、女子は5、6、8〜10、13、14、16歳。このほか、平均身長でも、15歳女子を除く各年齢で全国平均を上回り、男子は7〜10歳、女子は5、8〜10、13、16歳が、全国1位となった。
一方、性別や年齢ごとに定められた「身長別標準体重」を基に割り出した「肥満傾向児」の出現率は、男女とも、全年齢で全国平均を上回ってしまった。
中でも、全国ワーストワンとなったのが、男子の6、7、10、12、17歳と、女子の13、16歳。
県教委では、「生活習慣病や各種の健康問題に発展する可能性もある。県健康福祉部などと協議し、来年度以降何らかの対策をしたい」(スポーツ健康課)と、頭を悩ませている。
なんかこう、おっとりしているというイメージが青森にはあります。海の幸も豊富なので、おそらく長寿向きの食生活をしているのでしょう。身長が1位というのも凄い話です。
別に子供のころは体重なんぞ気にしなくてもいい、と個人的には思いますが、それでも「肥満は恐ろしい」ということですので、ぽっちゃり、程度に留めておくほうが良いかと存じます。
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