当社とH. Lundbeck A/S(本社:デンマーク、コペンハーゲン、以下「Lundbeck社」)は、このたび、Lu AA21004について、うつ病患者を対象とした第3相臨床試験を開始いたしました。臨床試験計画全体としては複数の試験から構成され、登録患者は2,000人を超える予定です。
当社は、本年9月、Lundbeck社と同社が創製した気分障害・不安障害治療薬について、米国および日本を対象とした共同事業化契約を締結しています。これにより、当社はLundbeck社が保有する同疾患を対象とした2つの化合物(Lu AA21004、Lu AA24530)にかかる共同開発およびコ・プロモーションの権利に加え、早期開発段階にある他の2つの化合物を本契約の対象とするオプション権を獲得しています。本契約に基づき、今回のLu AA21004の第3相試験開始に伴い、当社はLundbeck社に40百万米ドルを支払います。
Lu AA21004は、現在、販売されている抗うつ剤とは異なる作用機序を有しています。第2相臨床試験においては、5mgと10mgの投与量で、プラセボと比較して顕著な効果が認められるとともに、安全性についても良好な結果が得られています。
新しい作用機序の、気分障害の薬ということです。かなり期待は高まるのではないでしょうか?ジェイゾロフトはどうも微妙みたいでしたが…。
薬の作用は個人差があります。特に気分障害となるとまた非常に難しいものです。あまり効かないと勝手にやめてしまう患者さんもいますし。
もしかするとこの薬が、その「効かなかった層」に対して劇的な効果を及ぼすかもしれません。まさに期待の新星となりそうです。
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