大牟田市宝坂町の市立総合病院ロビーで14日夜、恒例のホスピタルコンサートが開かれ、研修医と元患者がクリスマスにちなんだ名曲を披露、入院患者ら約100人が一足早く聖夜の雰囲気を満喫した。
同コンサートは、1991年のスタート以来、55回目となる。今回は、研修医の柴山愛子さん(26)がバイオリン、昨年同病院に入院した太田妃美さん(18)=熊本市の湧心館高2年=がピアノで「アベ・マリア」「星に願いを」などを演奏した。会場には赤と緑が鮮やかなポインセチアなども飾られ、クリスマスのムードを盛り上げた。
昨年9月の50回コンサートでも名演で患者らを楽しませた2人。仕事や学校の合間を縫って、何度も一緒に練習したとあって今回も息のぴったり合った演奏を聴かせた。
来年3月で研修を終える柴山さんにとっては、ラストコンサートになる。演奏を終え、大きな拍手をもらうと2人は「音楽をやっていてよかったと実感できた。いつかまたここで演奏したいと思います」と笑顔を見せていた。
病院でのこういった催しものって、入院している患者さんにとっては凄くいいものだと思います。たとえ素人が演奏しているとしても。
それだけ、音楽ってのは力をもっているなぁと思います。CDとかではなく、生の音って、心を奮わせる作用があるとしか思えません。
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