満員電車で5分間以上ミントガムをかむと、精神的ストレスの指標となるホルモンの量が63%減少することが、杏林大の古賀稔彦教授と、食品会社のキャドバリー・ジャパンの共同実験でわかった。
満員電車でストレスを感じやすい人ほど低減効果が高いという。
実験は、20歳代の男女32人を対象に、午前9時過ぎ、乗車率約200%(肩が触れあい週刊誌がかろうじて読める程度)のJR東海道線(横浜〜品川間、17分間)を利用して行われた。32人を中間の川崎駅を過ぎた後に〈1〉5分間ミントガムをかむ〈2〉1分間同〈3〉5分間ミントなしのガムをかむ〈4〉何もかまない――の4群に分け、唾液中に含まれるストレスホルモン「クロモグラニンA」の量を調べた。クロモグラニンAは、体が緊張状態になる交感神経を刺激する作用がある。
その結果、ストレスのピークに比べ、最もストレスが低減したのが、5分間ミントガムをかんだグループ。次に5分間ミントの入ってないガム(51%減)、1分間のミントガム(26%減)の順。何もしないグループはストレスに変化はなかった。
古賀教授は「通勤のストレスなどによる心身の疲労の蓄積が、うつ病につながることがあるので、ストレスの発散で疲労予防ができる」と話している。
満員電車には昔から乗りなれているので、さほどストレスを感じたりするわけではありません。しかし、雨の日など、湿度が高いときは非常に不快です。全員降りろと言いたくなるぐらいに。
そんな私も、ミントガムを噛めばストレス解消になるそうです。クロモグラニンAというのは初めて聞きましたが。ミントそのものでも効果ありそうですし、咀嚼することでストレスが解消されるのはよく知られた話です。
ルーチンワークだからこそ、ちょっとした工夫で、ストレスを解消していきましょう。
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l、~ ヽ
じし' )ノ
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