日本オリンピック委員会(JOC)は13日、東京都内で開いた加盟競技団体の国際担当者会議で、海外の10数カ国が来年の北京五輪に向けた事前合宿を日本で行う見通しとなったとの調査結果を発表した。今後さらに増えることが予想される。
JOCは夏季競技団体とパートナー都市協定を結ぶ自治体を調査した。それによると、スウェーデンは陸上、水泳など17競技が福岡県内の施設を利用することで調整中。英国の水泳代表は大阪市で、米国のカヌー代表も石川県小松市で実施。水泳ではポーランドやオランダ、イタリアなども日本で行う意向だ。
北京五輪では、大気汚染など環境面を考慮して、中国と時差が1時間の日本で調整を希望するケースが目立っている。JOCはパートナー都市を中心に積極的に仲介する方針だ。
スポーツの世界においては、そのスポーツを行うにあたっての環境が重要視されます。緯度や標高などを考慮して、その環境に順応しないと、動脈血酸素飽和度などが変わってきてしまいますので、実際に大会で本領を発揮できません。
温度、湿度なんかも重要ですね。そのため大会前には近場で合宿をするものですが、大気汚染を考慮して、現地より日本のほうを選んだのでしょう。スポーツは感動を与えてくれるものですから、万全の状態で臨んでほしいと思います。
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