北海道、関東、近畿や山陽地方でインフルエンザ患者が多数、報告され、本格的な流行シーズンに入ったことが国立感染症研究所の調査で4日、分かった。昭和62年以降の20年間では最も早い時期での流行入りで、ウイルスが近年流行がなかった「Aソ連型」が多いのが特徴。ただ、服用後の異常行動が問題化した治療薬「タミフル」の処方が10代で原則禁止のままとなっており、治療の選択肢は限られ、早期のワクチン接種やマスクの着用による感染予防が必要だ。
感染研の安井良則主任研究官は「最近の流行は九州から中部に移るケースが多かったが、今年は北海道、関東、近畿圏から始まっている」と指摘している。
今シーズン検出されているウイルスは近年流行がなかった「Aソ連型」が多い。一昨冬は「A香港型」、昨冬は「A香港型」と「B型」が流行しており、「Aソ連型」の免疫を持つ人は少ないとみられる。厚生労働省は昨冬の消費量(約1900万本)を上回る約2520万本のワクチンを今シーズンに供給する予定。しかし、接種から効果が出るまで2〜3週間かかるため、「一日でも早くワクチン接種をしてほしい」と呼びかけている。
今年は大流行するかもしれませんねー。
みなさまの周りはもう予防接種受けられましたか?病気の治療の第一歩は予防からです。手洗いうがいは勿論のことですが、予防接種があるんですから、打っておきたいところです。後々苦しい思いをするのも嫌でしょう
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