クリスマスのシンボルでもある「サンタクロース」に対し、太った体形が健康的ではなく、子どもの肥満率が上昇するなかで悪い見本になっているという批判の声があがっている。
英ケント州ダートフォード近郊のショッピングセンターでは、赤い衣装を着て子どもらを出迎える「サンタ役」に対し、体を絞るためにクリスマスまで1カ月間のブートキャンプ参加を命じている。
スティーブン・K・ギャルソン米軍医総監代行は「子どもたちが見本として尊敬する人物は、健康的で正しい食生活を送り、運動していることが非常に大切」と指摘。スリムなサンタの方がよい見本になるとの見方を示した。
一方、典型的な太ったサンタの支持者らは、小児肥満予防キャンペーンの先頭に立つ役割はサンタにはふさわしくないと主張。サンタ専門のエンターテインメント会社を経営するペンシルベニア州のダッチ・スキラップ氏は「子どもたちは大きな赤い衣装を着たサンタを知っている。サンタが肥満だろうと気にしない」と語っている。
一部の欧米人のステレオタイプなところは、こういうところに現れていると思いますね。
まあ確かにサンタは肥満ですが、極寒の地における皮下脂肪の果たす画期的役割は言わずもがな。クリスマスの夜に、子供たちにプレゼントを配り終えるため、超高速で極寒の中飛び回らなければいけないわけです。
そんなサンタを何故否定するのか。子供たちはサンタを待ち焦がれていますが、サンタに凍死してほしいとは思っていないはずです。
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