日本内科学会が今年7月に実施した認定内科医資格試験で、昭和大学医学部(東京都品川区)の講師ら5人の内科医が受験に必要な臨床実績を偽って提出し、受験資格を取り消される処分を受けていたことがわかった。
5人はいずれも「第1内科」の所属で、同学会では同一講座から複数の処分者が出たことを重視し、5人の受験を今後3年間認めず、第1内科と関連病院所属の医師の来年度の受験も認めないことを決めた。
認定内科医は、臨床経験や専門知識が一定レベルに達していることを学会が認定する制度。今年11月末現在、6万1340人が認定されている。今年は3493人が受験、3285人が合格した。
試験には、学会指定の病院で3年以上の研修を行うなどし、受け持ち入院患者18人分の病歴などを記した書類を提出する必要がある。処分を受けた5人は、18人分のうち数人分の患者の症例を、自分が担当していないのに診療したように偽っていた。書類には、教育責任者として第1内科の教授が署名押印しており、同大は、5人のうち同大の講師、この教授の2人を厳重注意処分にした。
同大は「受験資格の理解が甘かったためのミスで、組織的な不正ではない」としている。
組織的な不正・・・どうなんでしょうかね。
曲がりなりにも医者が5人も、こんな不正しますかね?集団でこういうことをやるってことは、少なくとも過去数年は、今回のようなことを繰り返していたから、今回も「やってもバレんだろう」と思ったのではないのでしょうか。
真実は同大の医局しか知らないのでしょうけどね。専門色の強い認定医資格だからこそ、公正にやってもらいたいものです。
巻き込まれて責任をとって移動される医師、また信頼してきている患者さんにとってもかわいそうです。(自分にやさしくしてくれる担当医が何故なら心配させまいとして異動を内緒にしていた理由がわかってしまったから。)