2007年12月02日

女医の育児支援と復職に理解を

「女医の復職、育児支援を」 宇都宮で県医師会がシンポ

 地域医療を担う病院勤務医の不足が社会問題となる中、女性医師の労働環境や待遇の改善を目的にしたシンポジウム「女子医学生、研修医等をサポートするための会」(県医師会など主催)が一日、宇都宮市陽西町の護国会館で開かれ、出産や育児後に女性医師が復職しやすい職場環境や周囲の理解の重要さを討論した。

 二〇〇六年の医師国家試験合格者の三割強は女性で、〇七年に自治医大と獨協医大の各医学部に入学した学生の25%は女性が占めている。医師不足対策が求められる中、女性医師の復職などを支援する体制づくりが全国的な課題になっている。

 シンポでは今年十月から「女性医師支援センター」を新設した自治医大の湯村和子教授が基調報告し、「結婚や出産を経験した女性医師の多くは、子育てや家庭と仕事の両立で悩んでいる。復職や就労、育児支援に取り組むことは、男性医師も含めたすべての勤務医の職場環境の改善につながる」などと指摘した。

 東京女子医大医学部の川上順子・主任教授は「女性が生涯医師を続けていくためには」と題して講演。川上教授は「二〇四〇年には医師の半数が女性になるという予測データもある。東京女子医大では、出産などで現場を退いた女性医師対象の再教育センターを設けて一年が過ぎ、これまで七人が研修後に就労した」などと訴えた。

 シンポには自治医大医学部五年の高久千尋さん(24)、獨協医大病院医師の菊池亜希子さん(27)、済生会宇都宮病院臨床研修医の小林真美さん(27)も参加。「安心して子供を預ける施設がない」「出産や育児後の復職には職場の理解が大切」などと現状や将来の希望などを語り、来場者と意見を交わした。



 病院の近くに保育園があるところって結構ありますけど、それでも厳しいものは厳しい。よく医師になったら破局するカップルがいますが、凄くわかるんですよね。そりゃこんなに時間を拘束される職はありませんもん。

 それでも、子供を産むとなると、子供中心の生活にしなければいけません。医師ですから、子供と親の接する時間の重要性は承知しているでしょうし。

 医師になる人は、決して頭が柔らかい人ばかりではないので、一筋縄じゃいきません。女性医師に対して理解しろといっても、しない人(できない?)もいるわけです。ですが医療現場は、変わりつつあります。女性医師の力がなければ日本の医療は動かなくなっているほどに。

 育児した後で、研修を経て復帰する道と、育児しながらでも定期的に働ける道の2つを、医療従事者全体で整えていかなければいけないな、と思います。

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posted by さじ at 14:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS
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