2007年12月02日

市民が協力して、小児の救急体制を守ろう

市民が守る小児救急体制

 糸米の市休日・夜間急病診療所に小児科が開設してから、約1年が経過。15歳未満の利用患者数は月平均約250人で、開設当所に比べ2倍以上になった。市民に夜間小児1次診療の流れが周知されつつあるが、依然として市内総合病院に直接行く人も少なくないのが現状。さらに、今年は全国的にインフルエンザの流行が早く、これから患者の増加が予想される。「現在、総合病院は夜間1次診療をしていません。緊急の場合は、いきなり総合病院へ行くのではなく、最初に夜間急病診療所へ来てください」と市医師会は市民に呼びかけている。

 市内総合病院の小児科は今年4月より診療体制が大きく変わり、済生会山口総合病院では小児科医の常勤を廃止。非常勤医師による平日午前中のみの診療になっています。また、山口赤十字病院では小児科常勤医が5人から4人に減り、時間外の診察は原則、紹介状を持った人と救急車で運ばれてきた人のみとなっています。小郡第一総合病院も同様に、時間外一次診療は受け付けていません。

 こうした、市内総合病院の小児科1次診療廃止の大きな要因が、多くの患者が時間外に直接総合病院へ行くことにあります。夜間(時間外)に患者が一斉に押し寄せることで、当直医に通常の何倍もの負担がかかり、医師の体に限界がきてしまいます。

 その結果、人数の少ない小児科医がさらに減少する悪循環を引き起こします。この問題は、山口市に限らず全国的な社会問題になっているのです。

 さらに、これから風邪を引きやすくなる冬時期を迎えます。加えて今年は、11月上旬ですでに全国各地でインフルエンザ感染が多数確認されており、「例年より1カ月以上も早くインフルエンザウイルスが流行する」と予想されることから、患者数が増えると見ています。

 そのため、「医師にとって過酷な状況が今後も続き、本当に緊急時の2次診療ができなくなると判断されれば、市内総合病院から小児科が完全撤退をする可能性も十分にあります。そうなれば、山口市の小児医療体制は崩壊し、市内での二次医療や入院治療ができなくなる」と市医師会では懸念しています。

 「子どもには小まめに手洗い・うがいをさせ、早めにインフルエンザ予防接種なども受けておきましょう。せき、発熱など子どもの様子が変だと思ったら、可能な限り“かかりつけ医”に早期受診することを心がけてください。また、夜間に診察を要する場合には、直接総合病院に行かず、必ず最初に急病診療所へ来て下さい。今後も安心して受診できる小児医療を市内で維持するためのルールとして守ってください」



 医療が発達し、どの地域でも良質の医療を提供できるようになったといえど、未だに「とりあえずでかい病院に行っておけ」という風潮はあるように思います。

 結果として人が集中し、パンクして閉鎖。中学の社会で皆学んだであろう「ドーナツ化現象」にそっくりな現象が起きています。

 自分の子供が心配なのはわかりますが、ある程度の良識を持って夜間外来に行くことも必要なことです。はっきり言ってしまえば、親のエゴなどの非常につまらんことで小児科医の貴重な時間を取らないでもらいたい、ということです。うちの子のほうが重症だから先に診ろとか、とりあえず点滴を打てとか口出しするのはご法度。結果的に自分の首を絞めることになると思います。

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posted by さじ at 00:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児
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