テルモ株式会社は、朝と夜に測定した血圧の平均値が個別に表示できる血圧計「テルモ電子血圧計 P321」を、12月1日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8,000円〜9,000円前後。薬局・ドラッグストアにて取り扱う。
上腕に腕帯を巻いて使用する血圧計。日本高血圧学会では、家庭での血圧測定時の条件として“朝晩に少なくとも1回測定する”“朝晩それぞれの平均値で評価する”などの指針を挙げていることから、朝と夜で各60日分の測定データを個別に記録し、それぞれの平均値を表示する機能を搭載した。
本製品を使って自宅で血圧測定を行なうことによって、通常は正常値であるのに、病院で測定すると高血圧になる「白衣高血圧」、普段は高血圧だが病院での測定値が正常値となる「仮面高血圧」、朝または夜間のみ高血圧になる「早朝高血圧」「夜間高血圧」など、病院での計測だけでは分からない症状を見つけやすくなるという。また、これらの情報は、病院で医師が治療を行う場合の判断材料として活用できる。
本体デザインは「シンプルで、人にやさしく、暮らしに馴染む」をテーマとする。本体にはシャンパンゴールドの落ち着いたカラーリングで、腕帯も本体に合わせた色使いを採用した。また、操作パネルには大きく押しやすいスイッチを導入し、朝・夜のメモリー用スイッチには、それぞれに太陽と月のアイコンが描かれている。
高血圧といっても色々あります。特に家庭にいるときに気をつけなければいけないのが、病院や健康診断では正常の血圧な仮面高血圧でしょうか。ご家庭で血圧を、朝晩はかることには大きな意味があると思います。何らかの異常を感じましたら、検査等をして治療を進めないと、脳や血管に異常を来たしますので、お近くの病院へ
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