運転免許を返納した高齢者についてタクシー料金を割り引く制度が20日から、秋田県内全域で導入される。同制度の導入は東北地区では初めてで、県内全域で個人タクシーも含めて導入されるのは全国初という。
タクシー会社と個人タクシーが、秋田県警の協力を得て、割引制度の導入を決めた。
高齢ドライバーによる交通事故の抑止が目的。心身の衰えを自覚し、身の安全と道路交通に与える影響を考え運転免許を自ら返納した高齢者に対し「運転経歴証明書」を交付する。タクシーを利用した際にこれを提示すると、運賃の1割を割り引く。
免許証の返納と同証明書の交付は各警察署や県運転免許センターの窓口で受け付ける。
自分の限界を認めることは、かなり勇気のいることだと思います。しかし現実に、高齢者の運転による事故も多発しております。
そんな中、別の足となる「タクシー」を利用しやすくした秋田県の試みは、なかなか優れた着眼点だなと思います。
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