2007年11月14日

659回目の献血を行った熊本市の本松さん

659回目の献血…笑顔で定年、熊本市の本松さん

 県内の女性で献血回数最多の熊本市帯山、本松ユリ子さん(69)が厚労省の規定で献血ができなくなる70歳を前に、7日、同市の県赤十字血液センターで最後となる659回目の献血をした。本松さんは「人のために何かしたいと献血を始め、生きがいになった。健康に恵まれ、ここまで出来てよかった」と“献血定年”を笑顔で迎えた。

 1959年に長女が未熟児で生まれたことが、本松さんが献血を行うきっかけけになった。長女は「助かるか分からない」と言われたが、懸命に育て、元気に成長した。「命の大切さを知った。世の中の役に立ちたい」と、子育てが一段落した1960年代後半から献血を始めた。

 200cc、400ccと始め、最近は成分献血を年24回のペースで続けた。献血が出来るようにと、週4回のエアロビクスと無添加、無農薬の食事を心掛け、健康維持に細心の注意を払ってきた。

 この日は引退献血セレモニーが行われ、早野俊一所長から「多くの献血が多くの人の助けになりました。ありがとうございました」と感謝状を贈られた。13日に70歳を迎える本松さんは「最後になったのは寂しい。700、800回とできる体力と気力があるので年齢をごまかしてまた来ようかな」とおどけてみせた。

 同センターによると、昨年度の県内の献血者数は5万3106人。本松さんは「若い人にもっと献血してもらえるように呼びかけていきたい」と話していた。

 これまで県内で最も献血が多いのは、2005年に70歳の誕生日を迎えた男性の980回。



 動機は人それぞれ。しかし献血によって救われている人が数多くいるのもまた事実です。1日に何件オペをするのかは分かりませんが、救命救急医の多くが過労状態にあるということは、手術数もそれなりにあるでしょう。血液は、使われていくのです。

 常に不足気味にありますので、特に献血と縁の遠い若者には是非行ってほしいところです。Aですら不足しているので、ABやOは緊急を要するほどの不足っぷりです。一度献血ルームへ足を運んでみて下さい。思っているほど病院っぽくない、いい環境ですよ。

  /l、
 (゚、 。 7   
  l、~ ヽ      
  じし' )ノ 

関連
医学処:日本赤十字社の血液事業、赤字に
医学処:献血に行こう!Part1 献血を不安に思っている人へ送る体験レポート
医学処:献血に行こう!Part2 献血に関する知識を身につけよう。


広告
posted by さじ at 02:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 救急
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック