顔面の形成手術のために骨をとる手術で右足にしびれが残ったのは医師に過失があったためとして、山形市に住む20代の女性が5日までに、聖マリアンナ医科大(川崎市)に約7700万円の損害賠償を求める訴訟を山形地裁に起こした。
訴状によると、女性は04年2月、横浜市にある同大の付属病院で、腰から骨をとって鼻に移植する手術を受けたが、手術後に右足にしびれが残り、現在も日常生活に不自由する状態が続いている。
原告側は、右足のしびれは神経を傷つけた手術ミスによるもので、手術前に危険性について十分な説明がなかったなどと主張している。
聖マリアンナ医科大は取材に対し「訴状を精査中でコメントを差し控えます」としている。
ちゃんとインフォームドコンセントを行ったのかどうかがポイント。新設私大は実績を残さなきゃいけないし、頑張っているわけだから、こんなつまらんところでミスするかなぁとも思うのですが。
ちゃんと手術の危険性を説明していても、患者側が「してない!」と主張したら裁判ってどうなるんでしょうね。法律詳しくないのでよく分かりませんが、どちらにしろ大学病院側は金を支払わなければいけないわけですよね?「補填」か「賠償」かの違いだけで。それってなんかおかしいと思うんですが。
この大学病院に最近身内が入院しましたが、病状と治療についての説明を受けた際、複写の用紙に医師がその内容をメモし、最後にサインをした上で1枚手渡されました。インフォームドコンセントを行いましたよ、という「証拠」なのでしょうね。
15年前はそういうことを行っていなかったでしょうから、「証拠」はどこから引き出すのかな、などと思いました。でも往々にして医療訴訟って医師側が有利と感じているんですが、どうなのでしょうね?
裁判で負けにくいですね。証拠隠滅とかではなく。