かつて健康志向の高まりからブームになった杜仲茶。しかし、クセのある苦みが敬遠され、その市場はピークだった10年前の60億円から、最近では約40億円にまで下降していた。活気をなくしていた杜仲茶市場だが、この春、久々のヒット商品が生まれた。
小林製薬の「濃い杜仲茶」(1680円)は発売以降、口コミで広がり、売上高は年間3億円を超える勢いだ。この商品を開発したのがマーケティング室の食品・CVSグループ。その中心メンバーとして、風味が良いうえに、健康成分「ゲニポシド酸」も増えた商品に仕上げた。
口に含むと、ほんのりとした甘みと苦みが鼻腔をつき、味わい深い。「かつての杜仲茶の苦みを知っている人からは、驚きの声が上がった」という。生産管理を厳格化し、新鮮な茶葉を使用したことで、大幅に苦みを減らした。少量の苦みをあえて残したのは、「苦みが残った方が身体にいいと感じる人が多いから」という。
ヒットの背景には、データの積み重ねと啓蒙活動があった。杜仲茶の原料となる杜仲葉に内臓脂肪蓄積を減少させる効果があることを確認するなど、地道な研究活動が実ったのだ。
飲み始めはキツいんですが、何ヶ月もしてしまうと飲みなれるものですね。この「濃い杜仲茶」は飲んだことがないんですが、なかなか美味しいそうで。
杜仲茶の効能については下記リンクをご覧下さい。
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