妊娠初期の女性が喫煙者だと、生まれた子どもが10歳になった時点で肥満になる確率が、非喫煙者に比べ約3倍高いことが24日までに、山梨大医学部の山県然太朗教授らの調査で分かった。
調査によると、女性が妊娠3カ月の時点で喫煙していると、10歳となった子どもが肥満になる確率は、非喫煙の場合の2・9倍高かった。また、妊娠中に規則正しく朝食を取っていない女性の子どもも、2・4倍の高確率で肥満になっていた。
山県教授は「母胎にいるときに喫煙などで栄養が吸収しにくい状態だと、逆に生まれてから栄養を蓄えやすい体質になるのではないか」と、推測している。
栄養の少ない環境で育った場合、少しの栄養で何とかカバーしようと身体が慣れる結果、普通の量を食べても太りやすくなる、ということです。いわゆる1つのフィードバック機構。
妊娠中の喫煙は1利すらないので、やめたほうがいいでしょうね。自分のためとかじゃなく、子供のために、その間だけは止めてください。
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