2007年10月23日

女性が少ない泌尿器科をあえて選ぶ女性医師。

女医が少ない泌尿器科をあえて選んだワケとは

東大宮総合病院岡田栄子さん‐泌尿器科‐

 医学部の女子学生が増え、すでに臨床でも多くの女医が活躍している。しかし、そんな中で今も女医の占有率が低いのが泌尿器科だ。疾患によっては医師の前でズボンもパンツも脱がなければならない診療科だけに、ここでの女医との遭遇、まして美人ドクターともなると患者の反応も微妙なものになる。

 「若い患者さんは恥ずかしがることがありますね。でもこちらがざっくばらんに接していると、すぐに慣れますよ」と笑って話すあたりは、さすがにチャキチャキの江戸っ子。逆に「脱ぐ必要がないのに岡田先生の前に出るとズボンを脱ぎたがる患者さんもいるんです」と苦言を呈するのは看護部長。やはり“勘違い”の輩はいるようだ。

 しかし、なぜ女医の少ない泌尿器科を選んだのか。

 「泌尿器科は医師が一人で判断する場面が多いんです。診断、治療、手術―と、自分の責任で方向性を定めていけるところが、私には向いていたんですね」

 その言葉は周囲のスタッフも認めていて、前出の看護部長も「長年一緒に働いているけれど、岡田先生が原因のもめ事は1回もない。毎日あれだけ多くの患者を診ているのに、クレームが1件もないというのはすごいこと」と絶賛する。

 前立腺肥大や尿路結石、また最近話題の過活動膀胱など泌尿器領域の疾患治療はすべて網羅し、最近は腎不全外科といって人工透析をする患者の血管形成手術に特に力を入れている。

 診療のモットーは「迅速・丁寧」。そんな岡田先生から読者へのメッセージは、「おしっこが近い、我慢できない―といった症状があったら、恥ずかしがったり面倒がったりしないで、早めに病院に来てくださいね!」―だそうです。



 泌尿器科は、学問としてみれば相当面白いと思います。性器を見ることに対する偏見なんて、医学を志せばなくなるものです。プロ意識が芽生えていない人は無理でしょうけれど、岡田先生のようなガッツもモチベーションもあるような医師に診てもらいたいものですね。男か女かなど関係なく。

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posted by さじ at 19:55 | Comment(3) | TrackBack(0) | 生理
この記事へのコメント
ブログ拝見しました。
すごいですね先生は尊敬します。
ところでなんですが・・・
汚い話ですいません。
自分は男子で普通にマスターベーション
性行為をするのですが・・・
精子の量が極端に少ない感じがします。
昔から思っていたのですがなかなか恥ずかしく
誰にも相談できずにいました。
だけど男友達に遠回し尋ねるとシャンプーヘッドのツープッシュぐらい出ると言っていました。
それを聞いて確信しました。
僕のは少ないと・・・
どうしたらいいでしょうか???
Posted by hiro at 2009年04月30日 12:02
精子の生成には個人差がありますので別に量は気にしなくてもよいと思いますが、
おいくつになられますか?
Posted by さじ at 2009年04月30日 22:20
私は自慰後に鬼のような尿意に襲われ、その後何回もおしっこしなければならず、それによって夜も眠れず日常生活にも支障を来しています。
ずっと放置してたのですがさすがに限界を感じ、最近になって自分で調べたところ、どうも前立腺炎らしく、ようやく泌尿器科受診を決意しました。
しかし、私個人としてはマザコンなのか、男性に触診されると躊躇してしまうので、できれば女性に診察してほしいと思っています。
私のような患者も少なくないと思えますので、本当に女性泌尿器科医が増えてほしいと感じています。
岡田先生はその魁のような方に思えますので、これからもご活躍を願っております。
Posted by 頻尿野郎 at 2014年10月10日 05:17
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