今年前半は中国の危険な食品に関するニュースであふれかえった。松茸やうなぎの輸入は半減、スーパー・コンビニでは相次いで中国産の取り扱いをやめている。
その当地の実態を暴いて、昨年ドイツの国際ルポルタージュ賞を得た作品の邦訳だ。一人っ子政策のためにタダ同然で手に入る避妊薬を養殖魚の成長促進剤として大量に使い、7歳女児が初潮を迎え、6歳男児にヒゲが生えた話など、これでもかと羅列されるおぞましい事例にゾッとする。さきごろ来日した著者は、違反物質の利用やニセ食品が横行する背景にあるのは専制国家体制だという。上がウソをつくから、庶民もウソが平気となる。
例の段ボール肉マン事件も捏造報道とされたが、「濡れ衣だと思う。豚肉ミンチの価格を考えれば、屋台の肉マンの値段は安すぎる。記者が逮捕されたのは、市民の朝食のすべてをまかなう屋台が信用ならないとなると、大変な社会混乱が起こる。行政の管理責任を回避するため、記者が犠牲になったのだ」ともいう。巻末に危険食品の識別法付き。
なかなかに怖い、それでいて現実味のある話ですね。食品陰謀論として無下に否定できないぐらい、中国の食材は色々やられていると思っています。
特に成長ホルモン、性ホルモンの類というのは、本当に怖いものです。人の全身のバランスを狂わしかねない効力がありますので、、、
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