2007年10月17日

開業医はうつ状態になりながらも診療に従事している

開業医も疲弊「うつ状態」27%

 多くの開業医師・歯科医師は、厳しい医療環境の下、心身のストレスで「うつ状態」になりながらも日常診療に従事している−。こうした実態が10月10日までに分かった。勤務医の過酷な労働実態は、国会でも審議される社会問題となっているが、開業医の労働実態や精神状況を明らかにする調査は異例で「もう我慢の限界で、何らかの国家的な施策が早急になされなければ、取り返しがつかない事態に陥る」と指摘している。

 結果を見ると、1週間の平均実労働時間は43.7時間。約65%が40時間を超え、60時間以上も8.8%に上った。「現在、身体は疲れていますか?」という問いに対し、「疲れていない」は16.9%に止まり、何らかの疲れを感じている人が82.5%に達した。うち4.2%は「ほとんど限界」と答えた。「今、ストレスに感じていることは?」(複数回答)では、経営問題が歯科で65.1%、医科で38.3%に達し、従業員問題(36.2%)、診療上の問題(33.6%)も高かった。

 こうした問題も絡めて、「現在の精神状況」について問うたところ、「ややうつ状態」が25.2%、「かなりうつ状態」が2.1%で、27.3%の医師が「うつ状態」にあることが分かった。「医療に関する活動への期待」(複数回答)に関しては、「患者負担軽減などの医療制度の改善」が圧倒的に高い74.0%に至り、「保険請求・審査対策」(51.7%)、「情報提供・広報活動」(39.6%)、「従業員対策・節税など経営税務対策」(34.8%)と続いた。

 調査に当たった保団連は「医師・歯科医師は相当に我慢強いが、もう我慢の限界。何らかの国家的な施策が早急になされなければ、取り返しがつかない事態に陥る」と指摘。「そうなれば国民全体にとっても由々しき事態。世界に冠たる国民皆保険制度を堅持し、健康保険証1枚で、国民が安心して十分な医療を受けられ、また、医師と歯科医師が余裕を持って最良の医療を提供できるように、政府に早急な医療政策を大転換を迫る」必要があると強調している。



 たとえ開業医といえども、いってみれば地方全体を担っているわけですからね。過労レベルは尋常ではないでしょう。

 今現在日本が世界トップクラスの医療を提供できているのも、医療従事者の努力によるものですからねぇ。これで医者バッシングが続いた日にゃ、成り立っていた国民皆保険制度も崩壊しかねません。

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posted by さじ at 08:26 | Comment(1) | TrackBack(0) | 精神
この記事へのコメント
医者バッシング日本の社会はどうなってるの?では先進国の諸外国が具体的に説明するまでもなく少し日本はズレてます
Posted by みか at 2010年03月11日 21:31
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