はしかの流行シーズンを過ぎた秋を迎えても、九州や関西などで患者が続出していることが6日、国立感染症研究所のまとめでわかった。特に15歳以上の患者が目立つという。
今春には、関東ではしかが大流行したが、このままだと、来春には九州、関西地方を中心に流行する恐れが高いとして、感染研では、ワクチン接種を急ぐよう呼びかけている。
感染研感染症情報センターによると、9月初旬、1週間で子どものはしか患者だけで計76人が報告された。このうち22人が福岡県で、15人が大阪府など、半数以上が関西、九州に集中していた。全国450か所の基幹病院を受診した15歳以上の患者も、9月に入り6〜10人で推移。下旬には神戸市の私立高校で30人が集団感染した。
関東での麻疹の大流行をうけて、ワクチン接種された方は多い、とは思いますが…
まだ受けていない人、ご注意下さい。大流行を未然に防ぐためには、各々の麻疹に対する意識改革が必要です。
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