いびき解消に取り組むドイツの科学者が、いびきが止まるまでの間、頭の位置を動かすコンピューター化された枕を開発した。
ロストック大学のDaryoush Bazargani教授(情報科学専門)が3日、ドイツで開催された健康に関する会議で自身が開発した枕の試作品を展示した。
同教授はロイターの取材に対し、「枕には本1冊ほどの大きさのコンピューターが付いており、このコンピューターをベット脇のテーブルに置いていびきの音を分析する」と説明。利用者が睡眠中に体を動かす傍ら、コンピューターが枕に含まれる空気部分を調節して頭の位置を動かし、鼻の空気の通りを良くすることでいびきを最小限に抑える仕組みという。
この枕は首のマッサージ機能も兼ね備えており、同教授によると、すでに複数の米企業が商品化に興味を示している。
自身もいびきをかくため枕を発明したという同教授は、「ありとあらゆる製品を試してみたが、効果があるものはなかった。この枕を使う人々が、より安心して眠ることができればいいと思う」と話した。
いびきを感知して頭部を刺激し、いびきを軽減する枕は発売されているようですが、これはそのパワーアップ版みたいですね。細かい部分での調節が効けばかなりヒットしそうな商品です。
実際にいびきをかくというこの教授、自分で使ってみて効果があったのでしょうね。たまに、凄いいびきをかく人っていますからねー。自分のいびきは強烈だ、という人は検討してみてはいかがでしょうか。自身の健康と、他者への配慮のために。
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