コーヒーを1日に3杯以上飲む男性は、ほとんど飲まない男性に比べ、膵臓がんになる危険度が低いとの疫学調査結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)がまとめ、横浜市で開催中の日本癌学会で5日発表した。
コーヒーは膵臓がんの危険を高めるとの調査が1981年に米国で発表されたが、異論も出てはっきりしていなかった。今回は男性だけで予防効果がある可能性が示されたが、研究班は「コーヒー以外の生活習慣や体質の影響もあるのかもしれない」としている。
年齢や喫煙などの影響を取り除いてコーヒー摂取量との関係を調べたところ、ほとんど飲まない男性が膵臓がんになる危険度に比べ、1日に1〜2飲む男性の危険度はやや低く、3杯以上の男性はさらに低いとの結果で、よく飲む男性ほど危険度が下がる傾向があった。
女性では特定の傾向はみられなかった。緑茶では男女とも摂取量と膵臓がんの関係はなかった。
当医学処で「コーヒー」と検索すると、コーヒーによる効能が沢山出てきます。
豆を漉した汁から、何故こんなにも効能が出てくるのでしょうかね。緑茶もそうですが。ただ飲むだけなのに長生きの秘訣に繋がるなんて、改めて驚きです。