ペットの誤飲で最も多かったのは、焼き鳥や団子の竹のくし――。
ペットの健康保険を運営する「アニコムクラブ」(新宿区下落合)が全国の加盟動物病院を対象に行ったアンケートで、こんな実態が浮かんだ。室内の犬や猫がにおいにつられてごみ箱をあさって誤飲し、胃袋に刺さるなどしたという。また、貯金箱の硬貨222枚やゴルフボールをのみ込むケースもあった。同クラブは「命にかかわることもある」などと注意を呼びかけている。
犬や猫の誤飲物の1位が竹のくしで133件。次いでトウモロコシの芯や果物の種(128件)▽風邪薬の錠剤などの医薬品(126件)▽石や砂(121件)――など。
このほか、大型犬がゴルフボール35個を飲み込んだり、洗剤や電池、肥料や魚のにおいにつられて釣り針を誤飲したケースもあるなど、のみ込むものはさまざまだ。
1歳未満のペットが多く、来院の約2・3%が誤飲によるものだった。誤飲の場合、内臓が傷ついたり、食道にたまるなどして、手術するケースも多いという。同クラブはアンケート結果を病院に伝え、「誤飲の原因になるものをペットの近くに置かないで」と呼びかけている。
ペットを飼っているご家庭の人は注意しましょう。医薬品って普通はどこにも転がっていないと思うんですけども……なぜか第3位ということですので、注意してみてください。
関連
医学処:ペットでも「医療ミス」
医学処:犬向けの肥満治療薬「スレントロル」を承認する。
医学処:火事の中、ペット用酸素マスクで40匹の猫を助ける。
医学処:危害を加える犬を特定するためにDNA鑑定を導入するオーストラリア。
医学処:犬や猫専用の酸素カプセル。