「拡張型心筋症」の千葉市稲毛区の瀬川美由起さん(46)に、ドイツで心臓移植手術を受けさせようと、千葉県松戸市の県立松戸南高校のPTAが29日、文化祭で募金活動を行った。小屋敷久美子さん(44)らメンバー25人が呼びかけ、約1万5000円が集まった。
瀬川さんは3年前に心筋衰弱による心室拡大が見つかり、心臓移植が必要と診断された。費用を集めるため、長男が通う千葉市内の高校のPTAが7月から「お母さんの命を助けて募金」を開始。活動の輪は県内各高校に広がり、現在6680万円集まったが、目標額まであと2670万円が必要という。
募金の問い合わせは「美由起さんを救う会」(電)043・308・7711。
いつも(親→子)とは逆のパターン。しかし、生きて欲しいと思う気持ちは親も子も変わりません。
高校生と47歳の母親、どちらも命の重さには変わりありませんものね。
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このように海外での臓器移植のために高額の医療費等が必要な場合
本人はもとより、ご家族もどうしていいのか分からないのではないでしょうか。
もう、文字通り、途方に暮れる状態。
そこで恐らく、勝手な想像ですが、
例えば某著名な「救う会」で一躍有名になった「トリオ・ジャパン」のような
組織に支援を要請して、彼らのような組織が、ホームページを立ち上げたり、
マスコミ向けに発表(広報)したり、募金を募ったりするんでしょうかねぇ。
市井の一市民では、出来ませんよね、
このようにシステマティックに支援運動を展開するのは。
某巨大掲示板等で「〜救う会」「〜助ける会」を「死ぬ死ぬ詐欺」云々と
言う方々もいて、募金の使途にまで口を出したがる風潮もありますが、
まぁ、お金が目的ではなく、命を救う事ですからね。
募金が早期に十分な金額が集まり、渡航して無事に移植が成功するのを
祈るのみです。
ボランティアである、と信じたいところです。
一般の方には、
アメリカで保険なしで心臓移植をするには1億もかかるという現状、
実際の医療には1億もかかっているけれど日本では保険があるから安いということ、
日本では心臓移植をするための心臓がほとんどないということ、
を理解してほしいなと思います。
ただ「心臓移植のためにアメリカへ行きます」だけではなく、意識の持ちようによって、日本が変わっていってほしいと思っています。