慶応大学は26日、医学や生命科学の分野で優れた業績をあげた研究者に贈る「慶応医学賞」の今年の受賞者に、熊本大学の満屋裕明教授(57)、米オレゴン保健科学大のブライアン・ドラッカー教授(52)を選んだと発表した。それぞれに賞金2000万円が贈られる。
満屋教授は、エイズの原因となるヒト免疫不全ウイルス(HIV)に対する治療薬「AZT」を世界で初めて開発。その後も「ddI」「ddC」といった抗HIV薬を次々と作り出した。ドラッカー教授は、幹細胞移植以外には有効な治療法がなかった慢性骨髄性白血病に対し、細胞を増殖させるがん分子を攻撃する治療薬を開発した。
昨年、耐性を持つHIVに効く薬までも発明した満屋裕明教授。おめでとうございます。
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