2007年09月21日

リタリンの適応から難治性・遷延性うつ病を除外する

向精神薬「リタリン」、適応症からうつ病除外へ

 依存性が高く若者の間で乱用が広がっている向精神薬「リタリン」について、製造販売元の「ノバルティスファーマ」(東京都港区)は、適応症から難治性・遷延性うつ病を除外する方針を固めた。

 同社は、精神・神経関連の学会の了承を得たうえで、近く厚生労働省に削除を申請する見通し。厚労省によると、製薬会社側から適応症の除外を申請されるのは異例という

 同社などによると、リタリンは、中枢神経興奮剤「塩酸メチルフェニデート」の商品名。1958年に販売を開始し、78年に睡眠障害「ナルコレプシー」への効用が追加された。当初は軽症のうつ病が対象だったが、依存性が高く、興奮や覚せい効果をもたらすため、患者が診療所や薬局を渡り歩いて大量服用したり、適応症でない人が乱用するなどの問題行為が90年代から急増、98年に難治性うつ病・遷延性うつ病に適応が限定されている。2006年の販売実績は、3370万錠で02年の1・2倍。

 厚労省によると、今年7月末から、同社と協議を始め、「優れた抗うつ薬はほかにも開発されている」ことなどから、うつ病が適応症から除外される方向性になったという。うつ病でのリタリン処方は医療保険の適用外となるが、医師の判断で処方自体は可能。ただ、乱用者らがうつ病と偽って医師から処方を受けようとするケースなどには、一定の歯止めがかけられる。

 リタリンを巡っては、東京都が18日、過剰処方していた疑いで新宿区の診療所「東京クリニック」に立ち入り検査している。



 これは凄い。製薬会社側から言うなんて。確かにリタリンは悪名高くなりすぎましたね。

 良い抗うつ薬も沢山できていますし、種類も増えていますから、あとはその組み合わせ、個人差、投薬量などを考慮して、患者さんと二人三脚で調整していけば、かなりの効果を期待できます。わざわざリタリンを出す必要もないかな、というのは確かにありますね。

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医学処:違法ドラッグ3CPPとTMA-2を麻薬に、モダフィニルを向精神薬に指定
医学処:適切じゃないリタリンの処方で、東京クリニックに立ち入り調査。
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posted by さじ at 23:13 | Comment(1) | TrackBack(0) | 精神
この記事へのコメント
これで良かった!この結果を漠然と頭に浮かんだものですナルコレプシー及び保険適応外で医師の慎重な判断で本来有るべき処方がなされる事でしょう
Posted by みか at 2010年03月02日 12:56
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