米国での研究によれば、投資家は時には冷静さを失うことも良く、実際には感情が高ぶっている時の方がより良い判断を下せる、という。
メリーランド大学のMyeong-Gu Seo教授とボストンカレッジのリサ・フェルドマン・バーレット教授が、経営学会(AOM)の専門誌「Academy of Management Journal」の8・9月号で発表した。
それによると、決断を下すプロセスで「感情」を入れることにより、その決断に対する創造性や取り組み姿勢を高め、効率的な判断が下せるようになるという。
両教授は、101人の株式投資家に4週間にわたって模擬取引をさせ、その様子を観察した。その結果、個人の感情が高まっているときほど、より良い投資収益が得られた。
両教授は同誌上で、決断を下す際は「冷静である方が良い」という通説とは逆に、感情がより高ぶった状態にある人の方がパフォーマンスも良かった、と論じている。
へぇー。右脳領域が活性化されるんですかね。往々にして頂点に上り詰める人は人格者とは言いがたいというのはありますが、あれも感情が先行しているかわりに、創造的な判断が下せているということでしょうか。
私は重大になればなるほど冷静に考えてしまうタチでして、こういう決断下せる人を羨ましくも思ったりしますが…。つくづく早死にタイプですね私は。笑