2007年09月14日

徳島大学医学部と大学病院でもパソコンが盗難される。

パソコン相次ぎ盗難 徳島大学医学部と大学病院

 徳島大学医学部と大学病院(徳島市蔵本町)の建物内で、複数台のパソコンが盗まれる被害が相次いで発生していたことが十一日、分かった。台数など詳しい被害状況については現在、大学が調査中だが、パソコン内には患者の病歴などの個人情報も入っているとみられている。このため、大学は情報の内容について慎重に確認作業を進めている。病院や医学部では、十二日午後から合同の記者会見を開く。

 複数の大学関係者によると、医学部臨床研究棟七階にある眼科医局の一室で、十日朝に出勤した医師が机の上や引き出し内にあったパソコンがなくなっているのを発見。その後の調査で、この部屋からはノートパソコン三台と、デスクトップパソコン内のハードディスクなどが盗まれていることが分かったという。

 室内には旧型のノートパソコン数台も置いてあったが、高価な機種だけを選んで持ち去ったとみられる。

 同様の被害は、九、十の両日、病院の情報部門などが入っている棟続きの中央診療棟などでも見つかった。このため両日、病院と医学部はそれぞれ徳島西署に通報した。

 大学では今後、蔵本キャンパス内の薬学部や歯学部を含め、他の施設でも同様の被害が出ていないかなどを詳しく調べた上で徳島西署に被害届を出す方針。

 医学部などによると、パソコンに患者の病歴などが入っている可能性は高く、データ内容についても調査中。しかし、大学の備品のパソコンはパスワードなどで保護されていて、部外者が入手しても情報を盗み見られる可能性は低いという。ただ、眼科医局の被害分には個人所有のパソコンが含まれている可能性があり、被害やデータ内容について詳しく調べているようだ。

 セキュリティーについて、医学部や病院では職員が帰宅時に個々の部屋などの施錠をしている。しかし、急患用の通用口などもあるため、完全な施設の閉鎖は難しいという。



 んー、24時間あけざるをえない環境だからこそ、セキュリティは甘くなるのでしょう。難しい問題です。

 患者のために日夜働き、人類のために睡眠を削って研究しても、その媒体となるパソコンを盗むとは……いや非人道的な人にそんなこと言っても分からないんでしょうけれど……しかし……

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posted by さじ at 22:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大学
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