京都大付属病院(京都市左京区)が心臓血管外科の新規手術を自粛していた問題に絡み、科長を解職された米田正始教授(52)が、地位保全を求めた仮処分申請で大学側と和解していたことが11日、分かった。京大は復職を認め、米田教授は14日付で復職し、翌日に教授を辞職する。
関係者によると、和解は京都地裁で先月24日に成立。京大などに地位確認と3300万円の損害賠償を求めた訴訟も取り下げた。
和解条項には、京大が同教授の手術などの業績を認めることも盛り込まれたという。
そこまで最終的な肩書きって重要……なんでしょうねぇ、今の封建社会では。実力主義というわけではありませんからね、この世界。
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