仙台の銘菓「萩の月」で知られる製菓会社「菓匠三全」(宮城県大河原町)は3日、同社製のどら焼きから下痢や吐き気などの食中毒症状を引き起こす「黄色ブドウ球菌」が検出されたと発表、自主回収を始めた。
同社によると、回収の対象は、8月27〜30日に同社の経営する喫茶店「ずんだ茶寮」の各店舗(東京都、横浜市、仙台市など16店)で販売された「富貴どら焼」約1万8000個。8月27日に「ずんだ茶寮大丸ららぽーと横浜店」で試食販売のための検査の際、商品から同菌を検出。連絡を受けた同社が31日に工場を検査したところ、どら焼きのあんを詰め込む機械から同じ菌が検出され、製造を中止した。
同社では今月3日までに5680個を回収したが、食中毒などの報告はいまのところないという。販売店から回収するとともに店頭で注意を呼びかけている。
菌なんてフとしたことで入り込みますからねぇ。今の衛生管理レベルをずっと続けていくのは、飲食業にとってはプレッシャーだと思います。ですが、それでもやらなければいけないのが飲食業なのです。菌、ウイルスが蔓延するのが当たり前の病院でも、院内感染がおきないようできるだけ努力しているのですから。
奇しくも、発見された9月3日はドラえもんの誕生日。
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