2007年08月27日

アトピー性皮膚炎の治療法開発に一筋の光が。

アトピーの治療法開発に光

 アトピー性皮膚炎の症状を伴う先天性の難病「高IgE症候群」の原因遺伝子を発見したと、東京医科歯科大の研究グループが、英科学誌ネイチャー電子版に発表した。

 これまで対症療法しかなかった同症候群ばかりでなく、アトピー性皮膚炎の治療法開発にもつながる可能性がある成果として注目を集めそうだ。

 「高IgE症候群」は、10万〜100万人に1人という珍しい先天性の免疫不全症。免疫力低下で肺炎を起こしたり、反対に過剰な免疫で重症のアトピー性皮膚炎を発症したりするのが特徴だ。診断が難しく、子どものころは、単にアトピー性皮膚炎患者と診断されている人も多いという。

 同大の烏山一教授(免疫アレルギー学)らは、同症候群の患者15人の遺伝子を調べたところ、ほぼ半数の患者8人では、遺伝子「STAT3」に突然変異が起きており、細胞内の情報伝達に支障が生じていることが分かった。

 高IgE症候群の原因遺伝子が見つかったのは初めて。この難病は必ず、重いアトピー性皮膚炎を合併しており、アトピー性皮膚炎の発症メカニズムの解明や治療法の開発などの手がかりが得られる可能性があるという。



 やはり遺伝子かー。アトピー性皮膚炎は治療法がわからず、ほとんど民間療法のような形がとられています。しかし遺伝子となると話は別で、発達した医療ならやってやれないこともない、といった感じでしょうか。遺伝子治療ってものがどこまで発達するのかは分かりませんが、アトピー性皮膚炎も克服できるはずと信じております。

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posted by さじ at 12:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 皮膚
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