日本など世界各地で発生している「非定型BSE(牛海綿状脳症)」と呼ばれる新しいタイプのBSEがマウスに感染することを、動物衛生研究所・プリオン病研究センターなどの研究チームが確認し、25日に新潟県津南町で始まったプリオン研究会で公表した。
現時点では人への感染性は明らかではないが、従来のBSEと同様、非定型BSEの牛を見逃さないための十分な安全対策が必要になりそうだ。
非定型BSEは、病原体とされる異常プリオンの構造が従来と異なっている。2002年にイタリアで、03年には日本でも感染牛が見つかり、そのほかフランス、ベルギー、オランダなどで確認されている。
狂牛病という言葉も聞かなくなって数年。あの恐怖のBSEが再来か・・・?予防策も大切ですが、何より異常プリオンの除去方法が分からんというのが一番痛いところです。
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