2007年08月25日

現場を離れた女性医師の復帰を支援する病院に補助金を出す。

女性医師の現場復帰を支援 厚労省、概算要求へ

 厚生労働省は来年度、出産などで現場を離れた女性医師の復帰を支援する病院に補助金を出す制度を新設する。医師不足が深刻な産婦人科や小児科に多い女性医師の現場復帰を促し、医師不足解消につなげる狙いだ。女性医師バンクの拡充や病院内保育所の整備などと合わせ、08年度予算の概算要求に23億円を盛り込む。これを含め、同省の医師確保対策の概算要求総額は、07年度予算(92億円)比73%増の160億円となる。

 同省によると、20代医師は、産婦人科医で3人に2人、小児科医で2人に1人が女性。出産や育児で休職した後、「最新の医学知識や医療技術についていけない」などの理由で復職できない女性医師が多いことが医師不足の一因とされる。

 このため、現場復帰を目指す女性医師の再教育研修を行う病院に研修費用を補助。復職希望の女性医師と病院の求人を結ぶ事業として日本医師会に委託している「女性医師バンク」では、勤務希望に沿った病院を探したり、電話相談に応じたりするコーディネーターを増員する。

 このほか、同省は医師確保対策として▽国や都道府県が仲介する緊急医師派遣に協力した病院への補助▽地域医療の担い手育成に積極的な臨床研修プログラムを実施する病院への補助の上乗せ▽医師の交代勤務制を導入した病院への補助、などの予算を要求する。



 わずか数年とはいえ、日進月歩の医療現場で自分が置いてかれている気がする、というのは分かります。そしてそれをサポートするプログラムがあまりなかったのも事実です。補助金をつけることで、特に大きな病院では再教育しやすくなったのではないでしょうか。何で医者になったのかを振り返りつつ、是非とも現場復帰してもらいたいところです。

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posted by さじ at 09:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS
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