県立川崎高校(川崎市川崎区)の生徒が十七日まで、市立看護短大(同市幸区)で看護の基礎について実習を行っている。単位制を取っている同高校の選択科目の一つとして、夏休みを使って行っているもので、身の回りの世話などのコツを学んでいる。
この科目は、同高の全日制、定時制両方の全学年の生徒が選択できる短期集中講座「社会福祉実習入門」。市立看護短大での実習と、同市内の養護学校での実習を組み合わせて、一つの科目になっている。今回参加したのは一年から三年までの九人。女子七人のほか、男子も二人いる。
看護短大では、四日間にわたって学内の実習室などを使い、短大の教員の指導で看護の実習を体験。ベッドメーキング、手足を洗うなどの世話、体位を変える手伝い、ストレッチなどを学んでいる。
最初は緊張した面持ちだった生徒も、実際に経験してみたあとは「(大変そうに見えた)体位の変換も、こつをつかむとできることが分かった」などと語り、手応えを感じているようだった。
こういう試みはいいですね。実際に看護の現場って肉体労働も多いですし、コツを覚えなければいけません。でもやはり、聖職って感じはしますね。人によりさまざまでしょうけれど。
そして介護の場などで最近注目されているのが「古武術」です。体位変換や車椅子に乗せる場合など、大人の男性を女性が持ち上げなければいけないシーンにおいて、古武術を利用しようという試みが広く知れ渡るようになってきました。色々な本が出ているので、家で介護される方も見てみてはいかがでしょうか。コツを掴めば、腰へ負担をかけることなく大人を持ち上げることも可能です。
参考リンク:古武術介護入門(古の身体技法をヒントに新しい身体介助法を提案する)
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