東北大学(仙台市青葉区)が2006年に行った同大病院設置の高額医療機器の入札で、種類の違う3機器について同額の予定価格が設定され、東京都千代田区の医療機器販売会社がいずれも予定価格通りの金額で落札していたことが16日わかった。
病院は「業者と癒着があったと疑われかねない」とし、調査を始めた。
3機器は、手術顕微鏡、眼科検査装置、画像ファイリングシステム。06年8、9月に入札が行われ、病院の資料に基づき大学が決めた予定価格はいずれも1599万1500円。入札に2、3社が参加したが、同社以外は予定価格を上回った。同社の落札額は端数まで一致していた。
同社は06年1月に仙台営業所を開設。今年6月までに医療機器や診療用消耗品など50件以上の契約を同病院と結び、受注総額は約1億3000万円に上る。同病院で今月浮上した、入札が必要な施設改修工事が06年に随意契約で行われていた問題では、施工した関東の建設業者を病院に紹介するなどしていた。
同病院は「機種が異なるのに同じ予定価格にしたのは不自然ととられても仕方がない。詳しく調査して報告したい」と話す。
疑われかねない、と言っていますが、これはもうガチでしょう。違う3機種に15991500円と設定して、全く同じ額を入札してくるとは。
まだまだこういう古い病院には、癒着やら裏取引やらが行われているんでしょうかね。早く封建社会から脱却してもらいたいものです。
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