十四日午後五時十分ごろ、東京都中央区銀座三のデパート「松屋銀座」六階の乳児休息室で「赤ちゃんがずっと寝ている」と女性客が店員に連絡し、店員が警視庁築地署に通報した。
同署が確認したところ、ベビーカーに一歳ぐらいの男児が寝ており、ベビーカーに掛けられた黒いかばんの中に「この子をお助け下さい。どなたか子どもの欲しい人に養子となって。とても健康な子です」と書かれた便せんが入っていた。男児は健康で、都児童相談センター(新宿区)に保護された。同署が保護責任者遺棄の疑いもあるとみて、親を捜している。
調べでは、男児は身長七八・五センチ、体重約一〇キロ。赤い半袖シャツと赤い幼児用ショートパンツを身に着けていた。かばんの中には、幼児の衣類のほか、おむつや粉ミルク、哺乳瓶が入っていた。
まだ人目につくところだからいいものの、確実性がないという意味では同じです。もし悪巧みに利用しようとする輩がそのまま連れて行ったらどうなるのか、とか考えないんですかね。無責任すぎます。
安全に子供を保護するためにも、赤ちゃんポスト(こうのとりのゆりかご)のような設備は必要です。捨て子を助長するなんて、とんでもない。元々存在していた捨て子を、保護する設備が今までなかったことがおかしいんです。
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