2007年08月13日

HIVが細胞に侵入するのを防ぐ、新型の抗HIV薬を開発する。

エイズ治療、米でウイルスの細胞侵入防ぐ新薬認可

 製薬世界最大手の米ファイザーは新型の抗エイズウイルス(HIV)薬を開発した。細胞内に侵入したHIVを攻撃する既存のエイズ薬と異なり、HIVが細胞に侵入するのを防いで病気の進行を遅らせる新しいタイプのエイズ薬だという。米食品医薬品局(FDA)からこのほど認可を得て、9月中旬からまず米国で発売する。

 細胞には外部から侵入する異物を識別するための「鍵穴」に相当する部分があり、HIVはこの鍵を開けて侵入し感染する。新薬は鍵穴をウイルスより先にふさぐことによって感染を防ぐ。ファイザーは販売価格を公表していないが、米国での抗HIV薬の平均価格(1日あたり29ドル)とほぼ同じ水準になる見通しだ。

 服用できるのは既存の薬が効かない大人の患者に限られる。



 新しいタイプのHIV治療薬です。ウイルス本体を叩くのではなく、感染力を低下させることができるそうで、こちらも「エイズ発症抑制」を目的としたものみたいです。

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posted by さじ at 00:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理
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