2007年08月03日

2012年を目標に、国内の麻疹を制圧するプロジェクトを開始する。

2012年 はしか制圧計画…厚労省 中1、高3に2度目の接種

 厚生労働省の「予防接種に関する検討会」(座長=加藤達夫国立成育医療センター総長)は1日、2012年を目標に国内のはしか制圧を目指す計画案をまとめた

 計画の柱は
〈1〉免疫不足の若者に2回目の予防接種
〈2〉患者の全数調査
〈3〉計画の進行を評価する委員会の設置
――の三つ。

 具体的には、ワクチンを1回しか接種していない若者の間での流行が目立つため、中学1年生と高校3年生を対象に来年度から5年間、2回目の予防接種を実施する。

 流行状況を正確に把握するため、患者の全数調査も行う。現在は一部の医療機関に限った定点報告に頼っており、流行の経年変化は分かっても実態はつかめない。

 さらに、国に、感染症の専門家や都道府県担当者、ワクチン製造業者、学校関係者らからなる対策委員会を設ける。計画の実施状況を毎年評価し、必要なら提言を行う。各自治体も対策協議会などを設置する。



 日本は先進国の中でも麻疹患者が多いことで知られています。予防すれば食い止められる流行で、予防する金も知識もあるくせに何で本気でやらないんだ、と欧米あたりからクレームが来ていそうなほどですが、とうとう厚生労働省も本腰を入れたようです。

関連
医学処:麻疹にかかったことがなく予防接種もしていない妊婦は注意。
医学処:麻疹ワクチン、ただいま大増産中。
医学処:麻疹流行を受けて、中1から高3を対象に2度目の予防接種を行う


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posted by さじ at 04:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感染
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