官民が連携して効果的な自殺予防策を考える香川県自殺対策連絡協議会の会合が26日、県庁であった。香川県内の自殺者が増加傾向にある中、新たな取り組みとして、自殺の兆候の早期発見、早期対応ができるよう人材育成や連携強化に一層努めることなどを確認した。
香川県によると、2006年の県内の自殺者は222人で、前年比21人増。人口10万人当たりの自殺死亡率は、前年の全国45位から34位と悪化している。
会合には、臨床心理や精神看護、労働団体、県の関係部局などから約20人が出席した。
新たな取り組みは、政府が6月に閣議決定した自殺総合対策大綱に沿った内容。同連絡協のメンバーそれぞれが、うつ症状の早期発見・対応に向け、各種相談窓口の担当者に対する研修、事業所の産業医と精神科医らとの連携強化などを推進。メンタルヘルス講習会なども充実させる。
現実的にうまくいけばいいんですが、難しいですよね。一番簡単なのは周囲の人のうつ病に対する知識量を増やすことですが、それも日本では偏見などもありうまくいかない。具体的にどういうプランになるのか、興味あります。
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