マサチューセッツ州の医療行政当局は26日、ボストン市内の小児病院で2005年12月、手術に立ち会っていた30歳男性の麻酔医が眠りに陥る不祥事を起こし、医師資格を一時はく奪したと述べた。地元テレビが報じた。
麻酔医は調べに対し、この手術前に抗ストレス剤を使用していたことを認め、06年1月の昼食中、パニックに襲われるような不安を覚え、麻酔を使用した過去も明らかにしている。
州の医療行政当局は、麻酔医が過去15カ月連続で薬剤もしくはアルコールを過度に服用、摂取していなかった事実を立証しない限り、医師免許の取得を認めない方針。
なんだこりゃ。タイトルだけみると過労によるものかなーなんて思いますが、さすがに同情できませんね。適切な治療を行えばいいものを、麻酔科医であることをいいことに自ら麻酔を投与していたとはねぇ。
麻酔科医の手術におけるポジションって、かなり重要で。循環動態や呼吸を管理している麻酔科医が異常を来たしてしまったら、手術にも影響でますし、場合によっては命も。
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